コルティナがもつ、コルティナならではの魅力。それは、この町を囲む一つひとつの山と同じようにユニークなもの。ドロミテ山脈を成すさまざまな山の頂上や峰がひとつの大きな王冠を作り上げるように連なる景色は、どの角度から眺めても息をのむような絶景です。その壮大な美しさから、コルティナは「Regina delle Dolomiti(ドロミテの女王)」とも呼ばれるようになりました。
アンペッツォ渓谷にあるコルティナに足を踏み入れると、その先で待ち受けているのは、まさに発見の連続。垂直にそびえ立つ壁を登って、緑豊かな谷を散策し、高地の牧草の上でひと息ついたら、再び森の緑に囲まれて小川、湖、渓谷、滝の景色に癒されながら散策を楽しむことができます。
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ドロミテ山脈の東側にある山塊
ドロミテ・ダンペッツォ自然公園は、ヴェネト州とアルト・アディジェ州の境に位置するコルティナ・ダンペッツォの町の北部で、11,200ヘクタールを占めています。
センペルビブムの一種で、公園のシンボルフラワーでもある希少な花
ドロマイト岩により、山々が独特の淡い色合いで彩られていることから、ドロミテ山脈は淡色の山々とも呼ばれています。
しかし、日の出と日没時には、ドロマイトはピンクから燃えるような赤へと染まります。この自然現象は「エンロサディラ」として知られ、空気が澄み、薄明かりが最も長い夏の夕方にはっきりと拝めることができます。
ドロミテはかつて、熱帯の海に浸かった貝殻、サンゴ、海藻の集合体でした。
ドロミテが水から現れると、地質時代を通じて、大気の影響による形成が開始。
Regole d'Ampezzoに管理を委ね、ドロミテ・ダンペッツォ自然公園が設立。
類まれなる美しさと独特の景観を誇り、地質学・地形学の面で科学的にも重要性が高いことから、ユネスコの自然世界遺産に指定。